Shouwa Genroku Rakugo Shinjuu Wiki
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Nozarashi (()ざらし/野晒し, Unearthed) is a classical rakugo.

Summary[]

Bone-Fishing[]

comedianの茂八(繁八)は[one day], 芸者衆らとともに[favourite customer]の[store]の[young master]に連れられて屋形船に乗り、木津川から船で沖へ出て魚釣りをすることになった。[Young master]が「一番大きい魚(うお)ォ釣ったもんには、その寸法だけカネをやる。1につき1円の祝儀じゃ」と宣言したため、茂八は張り切るあまり、自分の鼻に釣り針を引っかけてしまう。痛がる茂八は「わたい、背(=身長)が53寸ですさかい、53円」と[Young master]に言ってせびるが、相手にされない。そのうち、茂八は頭蓋骨を釣り上げてしまう。茂八は気味悪く感じ、川に投げ捨てようとするが、[Young master]にいさめられ、「寺に持って行て、回向(えこう=供養)してやるのがええ」と金銭を渡されて帰される。茂八は一度は金を自分のものにしようと考えるが、結局寺へ行くことにする。

That night, a young, beautiful woman came to visit the man's house. The woman, saying "As it was my bones that you performed the memorial service for, you have my thanks." Telling him the story of her suicide, she said to him, "let me thank you by keeping you company in your bedroom" and she snuggled up to 茂八.

A male neighbor peeked through a wall and seen the state of 茂八and the woman. The next day, he went to 茂八 to see what had happened、with an excited appearance he came running to the [Kyū-Yodo River]. The man, who cast away the fish he caught, boatman seemed doubtful. Before long, the man found them among the sandbank's reeds and, with great joy, carried them towards the temple.

As it became night, the man waited while anticipating the arrival of the woman he liked. Instead, a giant appeared. The giant shouted loudly 「京のSanjō Ōhashiで処刑されて大川に骸(むくろ)をさらし、やんぬるかな、と嘆く折、ありがたや今日のご回向。御礼に、閨中(けいちゅう)のお伽つかまつらん(=寝床を共にいたしましょう)」. The man, astounded, asked who he was and the giant answered "Ishikawa Goemon." As the man nodded,

"I see,やっぱりカマに縁がある(五右衛門の処刑法といわれる釜茹でと、オカマをかけた地口)」。

野ざらし[]

ある夜、八五郎長屋で寝ていると、隣の女嫌いで知られた浪人・尾形清十郎の部屋から女の声が聞こえてくる。

翌朝、八五郎は、尾形宅に飛び込み、事の真相をただす。尾形はとぼけてみせるが、八五郎に「ノミで壁に穴開けて、のぞいた」と明かされ、呆れたと同時に観念して、「あれは、この世のものではない。向島隅田川)で魚釣りをした帰りに、野ざらしのしゃれこうべ(=頭蓋骨)を見つけ、哀れに思ってそれに酒を振りかけ、手向けの一句を詠むなど、ねんごろに供養したところ、何とその骨の幽霊がお礼に来てくれた」と語る。それを聞いた八五郎は興奮した様子で「あんな美人が来てくれるなら、幽霊だってかまわねえ」と叫び、尾形の釣り道具を借り、酒を買って向島へ向かった。

八五郎は橋の上から、岸に居並ぶ釣り客を見て、骨釣りの先客で満ちていると勘違いし、「骨は釣れるか? 新造(しんぞ=未婚の女性)か? 年増(としま)か?」と釣り客に叫び、首をかしげられる。

釣り場所を確保した八五郎は、釣り糸を垂らしつつ、「サイサイ節」をうなりながら、女の来訪を妄想するひとり語りに没頭しはじめる。

鐘が ボンとなりゃあサ
上げ潮 南サ
カラスがパッと出りゃ コラサノサ
骨(こつ)がある サーイサイ
そのまた骨にサ
酒をば かけてサ
骨がべべ(=着物)着て コラサノサ
礼に来る サーイサイ
ソラ スチャラカチャンたらスチャラカチャン

Kane ga bon to naryaa sa
Ageshio minami sa
Karasu ga po- to derya korasa no sa
Kotsu ga aru sa-i sai
Sono mata hone ni sa
Sake o ba kakete sa
Hone ga bebe kite korasa no sa
Rei ni kuru sa-i sai
Sora sucharakachan tara sucharakachan

そのうちに、自分の鼻に釣り針を引っかけ、「こんな物が付いてるからいけねぇんだ。取っちまえ」と、釣り針を川に放り込んでしまう。

※多くの演じ方では、ここで噺が切られる。

八五郎は釣りをあきらめ、アシの間を手でかきわけて骨を探すことにし、なんとか骨を見つけ出すことに成功する。八五郎はふくべの酒を全部それにかけ、自宅の住所を言い聞かせ、「今晩きっとそこに来てくれ」と願う。この様子を、近くの川面に浮かぶ屋形船の中で聞いていたcomedianの新朝(しんちょう)は、八五郎が普通の生きている女とデートの約束をしていると勘違いし、仕事欲しさで八五郎宅に乗り込む。

女の幽霊が来ると期待していた八五郎は、新朝を見て驚き、「誰だ」とたずねる。「あたしァ、シンチョウって幇間(タイコ)」

「何、新町(=浅草新町)の太鼓? ああ、あれは馬の骨だったか」(浅草新町には、かつて多くの太鼓屋が立ち並んでいた。かつて和太鼓にはウマの皮が用いられていた。「馬の骨」とは、素性のはっきりしない人物のたとえ)

Variation[]

  • 『骨釣り』のサゲには、「それで、カマァ割りに来たんか」と言うものもある。
  • 『野ざらし』における八五郎の釣りのシーンの演じ方は、妄想の果てに川へ落ちる、水たまりに座り込むなど、多岐にわたる。

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